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「なでしこジャパン」世界一達成の要因研究
サッカーの女子ワールドカップ(W杯)優勝という奇跡に近い偉業を成し遂げた「なでしこジャパン」について人格DNA的にその成功要因の分析を試みた。
ほとんど無名の選手であるにもかかわらず何故優勝できたのか?以前、北京オリンピックの野球で「星野ジャパン」がプロ球団のトップ選手を選抜し、ベストチームで望みながらメダルが取れなかったことを思い出した。
また巨人軍が各チームの4番バッターをトレードして揃えながら、なかなか優勝出来なかったことも経験している。
そこで人間の運命は個人の宿命(能力)だけではなく環境(集団)で決まるとする人格DNA的な思考から全メンバーの人格DNA分析によるチームの特徴を究明してみた。

【分析資料1】メンバーの24分類表
【分析資料1】メンバーの24分類表
※この表のA~Fのタイプは天中殺による好調・不調の変化を表わしアルケリズムという。


①米国との決勝戦が行われた日のアルケリズム分析に見るメンバーの好調度。
アスリートにとって実力にプラスまたはマイナスされる要素があり、それは個々のアルケリズムが関係する。
そしてアルケリズムは良い方から1位:好調、2位:普通、3位:注意、4位:不調の4段階があり、決勝戦が行われた2011年7月17日(現地時間)のタイプ別のアルケリズムは下の表の通りで、カッコ内は日本時間の18日の場合である。
表2

例えば試合の最後の象徴的なPK戦を分析すると、GKの海堀さんはBタイプで現在は天中殺であり、年としては不調年に当たるが、GKは「守備」であり、受身的な行為のみが役割のために天中殺現象が軽減されたと考えられる。そして当日は「好調日」であったことも助けになり貴重な二つのブロックが成功した。 キックをした1番目のMF宮間さんはFタイプでアルケリズム的には月も日も良くないが、この人の実力が勝利への流れを作ったと思われる。
2番目のFW永里さんもFタイプであり、アルケリズム的にマイナス要因となり、本来の力を発揮出来なかった。
3番目のMFの阪口さんはCタイプで全てが普通のためにプラスもないがマイナスもなく、平常の力が発揮出来た。
最後のDF熊谷さんはAタイプでアルケリズム的に「好調日」であったことが精神的な安定感を生み、緊張感よりもあの場面で選ばれた喜びもあり「冷静」なプレイで勝利を決めた。
そして「なでしこジャパン」の象徴的存在であるMF澤さんが得点王を取りながら、監督にPKの順位を下げるよう願い出たことはFタイプのアルケリズム的な見地からすると懸命な選択であったと思われる。
本人は責任感からの緊張で失敗することを予測し、それを受けて監督が冗談で笑いを取りながら決めたあの瞬間の二人の判断が結果的にメンバーの緊張感を取り除き、奇跡の優勝に大いに貢献したと思われる。

【分析資料2】メンバーのエネルギー数
【分析資料2】メンバーのエネルギー数
※エネルギー数=体力で90~179をLow Power、180~249をAverage Power、250~400をHigh Powerである。

②アスリートとエネルギー数
一般的にハイパワーの人は疲れを知らないところがあり、行動的な人に対して、ローパワーの人は持久力がなく疲れやすく、根気がない人のイメージがある。 そのためアスリートほとんどがハイパワーであり、最低でもアベレージパワーを想像する。
しかしメンバーのエネルギー数を見るとハイパワーが監督を含め4名に対して、ローパワーが同じく4名いる。
予想通り澤さんは276の2番目のハイパワーであり、その活躍を裏づけることになるが、サブの宮間さんが158のローパワーである。
実はアスリートのエネルギー数を分析すると意外なことがわかり、オリンピックのマラソンで金メダルを取り、「なでしこジャパン」と同様に「国民栄誉賞」を贈られた世界的なアスリート高橋尚子さんのエネルギー数は149である。
またプロ野球巨人軍の高橋由伸氏のエネルギー数も156で、その他にも意外なアスリートがローパワーである。
これはローパワーの人でも自分の好きなこと、得意なことには恐ろしいほどエネルギーを注ぎ込むことが出来て、好きなことはエネルギーの消耗度が少ないと考えられる。
但し自分の意志による、やる気が原則であり、押し付けられたり、付き合いで仕方なくやることは長続きしない。
つまり、このことからアスリートの成功の要因は才能と努力が必要であるが、エネルギー数は絶対条件でないことがわかる。
そして過去の体育系にありがちな体力勝負的な過酷練習はローパワーの才能所有者には障害であり、才能あるアスリートの科学的なトレーニングの開発のためにも、このエネルギー数分析が有益と思われる。
そして、監督と澤さんがハイパワーであるのに対して、サブの宮間さんがローパワーであることにより、練習量などでアベレージパワーのメンバーも含めた調整役となり、バランスを取る結果になったと思われる。
これは毎日のことであるので極めて重要なことであり、才能あるメンバーを活かすことにつながる。

【分析資料3】メンバーの横線の十大主星分析
【分析資料3】メンバーの横線の十大主星分析
※横線は現実で、中央と東方が相剋・比和関係の場合は前進力(原因)の能力を表わし、中央と西方が相生関係の場合は結果を出す能力を表す。

この分析からまず監督の佐々木氏は前進力に恵まれず仕事で苦労が多いが、結果を出すことには恵まれ、今回の幸運につながったことが読み取れる。
そしてメンバーでは前進力と結果の両方に強い者が6名、前進力だけに強い者が8名、結果だけに強い者が1名、両方共ない者が6名であり、バランスよく構成されていることが解かる。

【分析資料4】メンバーの大運天中殺の有無及び大運の初旬と東方の十大主星分析
【分析資料4】メンバーの大運天中殺の有無及び大運の初旬と東方の十大主星分析
※大運天中殺が成年期に巡る者は基本的に陽転して、その期間は実力以上の力が発揮できる。
大運天中殺があり今年巡っている者8名、今年は巡っていないが成年期に大運天中殺がある者は9名(監督含む)、大運天中殺がない者が5名である。
つまり実力以上に力を発揮出来た者が多かったことがこの分析で解る。
また、大運の初旬の主星と東方の主星の関係が動(陽同士と陰同士)の場合は行動的でチャンスの掴み方が上手く、時代や社会の変化に敏感である。
そして静(陰陽関係)の場合は受動的で時代や社会との接し方が下手であるが集団での緩衝役として有益である。
この分析から「動」は監督を含めて12名、「静」は10名でこれもバランスが取れている。


③メンバー構成のバランス
チーム力の向上は総合力であり役割分担で決まり、役割分担の良し悪しはメンバー構成のバランスによる。
例えば、世界一の会社を創るために全国の創業会社の社長だけを集めて会社を創ったらどうなるか。
全員が自信を持ち、自分の主張を持っているため全員が主役になろうとして、会議をしてもまとまらないし、役割分担も出来ず組織は崩壊する。
例えとして、自然石で石垣を築く場合に「大きい石」だけでは崩れやすく、「小さい石」や「中位の石」が必要となる。
つまり組織もこれと同じで強くて主役になる人だけでは成り立たず、主役を助ける人や組織の緩衝役になる人が必要となり、そのバランスが重要である。
そして今回の「なでしこジャパン」の成功の要因はこの構成バランスがよく全員が実力以上の力が発揮出来たことである。
そこに「大きい石」だけ集めた「星野ジャパン」との違いがあり、「大きい石」が少ないために「小中の石」も入れてチームを作った佐々木監督の幸運さがあったと思われる。

【分析資料5】メンバーの行動エリアと位相法によるリーダー資質分析
【分析資料5】メンバーの行動エリアと位相法によるリーダー資質分析
※行動エリア分析は周りに与える影響の範囲を表わし、一位=一領域から四位=四領域まであり一位が一番狭く、四位が一番広い。
それと宿命の位相法の種類との組合せでリーダー資質をA,B,Cの3ランクを付けている。
つまり行動エリアが広くても位相法との組合せでランクが低くなったり、行動エリアが狭くても位相法との組合せでランクが高くなる。

④リーダー資質と男女の特性
基本的にリーダー資質は誰にでもあるが、このランク付けにより本人が感じる負担度が違い、特にCランクの場合はベテランであってもプレーヤーとして専念させた方がチームにも本人にもプラスになる。
また、男性と女性では集団に対する意識が違うことに注意が必要である。
 その1) 男性はリーダー(上司)に「能力」を求めるが、女性は「人間性」を求める。
 その2) 女性集団は対等意識が強く、上下の意識がなく組織化しにくい。
 その3)  そのため女性の組織を拡大する時は小グループを増やし、リーダーは「能力」でなく「人間性」で選ぶ。
 その4) 女性集団は攻撃面は強くなるが守備面が弱くなるため、常に目標を持ち進まないと団結力が崩れる。

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