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2013年03月15日

悲劇の宰相 廣田弘毅

1885年に内閣制度が施行され、初代の内閣総理大臣伊藤博文が誕生して以来、2012年現在で62人の内閣総理大臣が誕生している。その中には延2,886日(7年11か月)在職した桂太郎から、在職54日(2ヶ月足らず)の東久邇宮稔彦王まで在職期間は様々である。しかしながら例え在職期間が2ヶ月であったとしても、これまでに誕生した総理を目指す代議士の総数を考えると、内閣総理大臣になれる確率は大変なものであることが理解出来る。
 人生には努力だけでは果たせないことがあり、中には派閥の代表を長年務め巨額の資産を使い果たしながら、総理大臣になれずに亡くなった政治家が何人も存在しており、一般人には想像も出来ない競争の中で総理大臣が誕生している。そこでこの現実から推測して、これら62名の人には他の人にはないような、人間学的な幸運・強運の要素が存在したものと考え人間学的分析を試みた。その結果、予測通りすべての人に「天が味方をするような幸運・強運の要素がある」ことがわかった。そして唯一の例外として何の要素も持たずに総理大臣になった人物が廣田弘毅であることも…。
 戦後67年が経過し、戦争を知らない世代が多い現在では、知らない人がほとんどであると思われるが、太平洋戦争終結後に進駐した連合国軍によりA級戦争犯罪人として逮捕され、文官では唯一死刑になった総理大臣経験者がこの廣田弘毅である。
 廣田は1878年福岡市の石材店の家に生まれ、初名は丈太郎であった。当初は家計に負担をかけないように陸軍士官学校への進学を考えていたが、福岡県立修猷館(しゅうゆうかん)時代に起きた三国干渉に衝撃を受け、外交官を目指すことになった。そして卒業時に『論語』の「士はもって弘毅ならざるべからず」から弘(広い見識)と毅(強い意志力)を採り、弘毅(こうき)に改名した。上京して第一高等学校、東京帝国大学法学部政治学科に学び、ここまではエリートとして順調なスタートであった。しかし学費は玄洋社の某氏が全面的に提供しており、そのことが廣田の人生に大きな影響を与えることになった。
 ところで廣田弘毅の宿命的な人物像は『心の中が分かり難い上に、迷いや戸惑いが生じ他人からは態度や考え方が変わりやすい人に見える。しかし仕事で厚い壁にぶつかっても音を上げることなく、我慢強く果敢に立ち向かう力を持ち、くじけず前進する。また派手な表舞台より裏舞台で生きることに向き、平凡な暮らしに幸せを感じる庶民派の人で、本来は周囲から好かれ幸せな人生になる』という人であった。

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2012年09月25日

前事忘れざるは後事の師

「前事不忘後事之師」とは、

誰の記憶にも新しい、ほんの40年前の話、1973年、当時の田中首相が国

交回復の交渉で北京を訪れた際、「諺ニ曰ク」として、周恩来首相から贈られた

言葉であった。「前事」とは、昔の事である。

「日本の方方、中国は過去を忘れることにしますから、あの不幸な事態を銘記

して、同じ失敗は二度と繰り返さないようにして下さい!」という、中国側の

強い願いであったに違いない。「賠償金はいりません。領土問題は先に譲りましょう

と、いう事で交渉を終えているのだ。

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2011年10月09日

スティーブ•ジョブズ〜天才と呼ばれた男

米国Apple社の創業者であり元CEO、天才と呼ばれた男がこの世を去りました。

世界中を驚かせる製品を世に送り続け、Apple社をどん底から見事立て直した経営者の素質、原動力は何だったのか、算命学の観点から見てみましょう。

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故スティーブ・ジョブズ氏
(1955年2月24日 - 2011年10月5日)

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2010年10月04日

外交手腕を問う

人間関係は今も昔も変らない。自分を中心において、目上・目下・内側・外側の四方向の関係で動いている。又、人間の本能も変らない。人間には五つの本能がある。それは、
攻撃・守備・伝達・習得(知恵)・魅力(信用)本能である。しかし、人物により本能の分量の違いがあり、そこで適職・適任が決まると言うものである。であるので、これを知らずに的確な人選を怠れば、それぞれが100%の力が出せないことになる。
これが企業内における歯車的存在を選ぶなら、差ほどの問題はないにしても、国の大事な外交とあっては疎かには出来ない、重大な問題となる。人間に「攻撃本能」がある限り争いは必ず起こるからである。

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2009年02月22日

「ウォーターゲート事件」国を揺るがした天中殺現象

アメリカ合衆国 37代大統領 リチャード・ニクソン(共和党)
在任期間:1969年1月20日〜1974年8月9日
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ベトナム戦争の終結や米中国交正常化などの外交的な成果を挙げた一方で、ウォーターゲート事件の政治スキャンダルにより、任期中に辞任した唯一のアメリカ大統領。

ウォーターゲート事件とは?
1972年〜1974年に起きたアメリカの政治スキャンダル。事件の発端は1972年6月17日に野党の民主党本部のオフィスに何者かが不法侵入の上、盗聴器を仕掛けた事だった。
一度目の侵入で仕掛けた盗聴器がうまく動作せず、二回目に侵入した際に通報され、実行犯5人が現行犯逮捕されたのだった。
押収された犯人の所持品の中からホワイトハウス内の連絡先電話番号が見つかったことで、大統領に近い人物との関わりが疑惑として持ち上がった。
当初ホワイト・ハウスは侵入事件との関わりを強く否定していたが、ワシントン・ポストなどの取材から次第にニクソン政権の関与が明らかになり、FBIによる捜査が本格的になる。
その後もさらに、捜査妨害、賄賂や隠蔽工作が明るみになり、大統領の補佐官が次々に辞任に追い込まれることになる。
最終的にはニクソン大統領が辞任し事件は幕を閉じる。
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ウォーターゲート・ビル(ワシントンD.C.)

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2009年01月05日

アポロ13号 奇跡の帰還

10年程前にトム・ハンクス主演の映画で「アポロ13」という映画がありましたが、ご覧になった方も多いかと思います。
映画のストーリーは、アポロ13号の船長であったジム・ラヴェル本人の著作「Lost Moon」が原作となっています。

1970年4月11日に打ち上げられたアポロ13号は、西洋のジンクスである13という数字対して科学技術が迷信を打ち破るという証明のためにと、敢えて13時13分きっかりに打ち上げられました。
結果はご存知の通り、NASA始まって以来の災難となってしまいました。

順調な飛行が続いたものの、月までの行程の6分の5を過ぎた13日午後10時、司令船の酸素タンクの一つが爆発し、3個あるうちの燃料電池2個までが電圧を失い、電力を供給できない状態になってしまいました。
結果として、月面着陸は不可能となってしまったのです。

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2008年11月08日

本日のDNA 「南方 熊楠」

南方 熊楠(みなかた くまぐす)1867年5月18日生まれ

著書「十二支考」でも有名な博物学者であり、菌類学者。
明治時代に生まれ、日本のみならず、世界を股に駆けて活躍した偉人。
子供の頃から神童と呼ばれる程に頭脳明晰でありながら奇抜な言動や奇行が目立ち、多くの人々を驚かせた南方熊楠は何者だったのでしょうか?

その答えは、算命学の計算ロジックにより明確に捉えられていました。


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2008年10月28日

本日のDNA 中国四大悪女「江青」

- 政権奪還の謀略に実際に使われた算命学!? -

人格DNA編集部の独自調査で中国四大悪女の一人江青の誕生日をほぼ断定する事が出来ました。
※会員の方は会員メニューの人物検索から「江青」と検索してください。

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江青(こう せい)1914年3月●●日生まれ K-タイプ(24分類:KC)

江青は約3000万人以上の虐殺者を出したとも言われる文化大革命(1966-1976)四人組の中心人物です。
当時の江青が自身の誕生日を隠した事から、一般には生まれ月までしか知られていません。
同様に他のメンバー3人も生年月日が公表されていませんでした。
これが意図的であるならメンバー全員の生年月日を隠した理由は何なのでしょうか?

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2008年10月11日

本日のDNA 「二宮 尊徳」

二宮 尊徳(にのみや そんとく)1787年9月4日生まれ

会員の方は早速分析してみてください。今回は一部を抜粋して見たいと思います。
まず彼が学問面で優秀だった証拠がDNA図(陽図)に特徴としてはっきり出ています。
北に玉(玉堂)がありますが、これは学んだ事がすんなり吸収できる事を意味し、自尊心で遮ってしまう「龍高」とちがい学びが早いのが特徴です。結果として学校などでの成績が良いのが特徴です。

続いて「生まれながらの特性(宿命)」を見てみましょう。
中でも「特殊干支」(異常干支とも言う)の項目に戊子がありますが、この内容が彼の生い立ちにバッチリ当てはまります。

また、宿命位相法にも特徴が出ています。
まず「害」があります。一般的には漢方の害法に由来しており病気などをイメージしますが、本来は精神と肉体のバランスが一致しない状態を意味します。世のため人のために活躍した人に所有者が多く、マハトマ・ガンディーや民主党の小沢党首なども所有者です。
肉体エネルギーの消費が大きく、精神エネルギーが不完全燃焼する事が、不満の蓄積につながりその矛先を世直しや改革に費やすケースが多いのではと推測されています。
しかし「害」のもう一つの特徴として、肉体と精神の消費バランスが一致すると病気になってしまうのも特徴です。
その他「半会」「大半会」がありますが、成功者は必ずと言っていいほど所有しているのが特徴です。

次に宿命三連結(内次元)を見て見ましょう。
二宮は鳳閣型の宿命三連結を所有しています。
分析表の説明にもある通り、人間は事を成す際、物事の出発から終りまで一貫してエネルギーを発揮しなければ、成功を得る事はできません。即ち「やる気」、「心」、「行動」の気心体が一つに連結、融合してこそ成功という形になります。

中でも自然に生きる世界の『鳳閣型』は肉体は勿論、心も精神も全てが自然に生きていなくてはなりません。同じ陽図に所有する「石門型」の和合が根底にあり、真に生きた結果として同じく陽図に所有する「司禄型」の蓄積の世界が広がって行きます。
三連結は次元の高く内容が深いので、一般的には「気心体」が一致しているので成功しやすい要素を持っていると理解してください。

如何だったでしょうか?
歴史上の人物の精神構造が、ここまで鮮明に推測出来るのはワクワクしますね。

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2005年11月24日

表紙のこの人誰でしょう(その4)

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バイオリン演奏が趣味という教養のある方です。
戦後イスラエルの首相に推薦されましたが、断った方でもあります。

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表紙のこの人誰でしょう?(その3)

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世界一葉巻が似合うジェントルマンです。
写真撮るとき皆さんも彼の真似をよくやります。(ピース!!)

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表紙のこの人誰でしょう?(その2)

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ワーグナーと同じ国の音楽家です。(生涯独身)

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表紙のこの人誰でしょう?(その1)

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アメリカ人の英雄です。

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