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2016年06月06日

「才ある小人」

昔から多事多難な時には「能力のない君子」よりも
「能力のある小人」を登用した方が良いとされてきた。
「才ある小人」とは、当に仕事は出来るが人格的に問題なり
欠点がある人物をいうのである。
とかくトラブルを起こすが、有事にはそんな人間の方が
頼りになるという事かも知れない。そんな人間?
そう、全容が明かされた舛添都知事の不祥事の件、それ然り。
「小利を得んとして、大利を失う!」此れ、小人の思考である。
しかし、人間の運命の謎を辿っていけば資質以前に解る事が多く
環境に因るところが大きい。何らかの環境を与えられる事で、
ものの考え方や行動に大なり小なりの変化が現れるものである。
何を与えられたら、何が欠けるか。
また、何が欠けたら、どこにその欠けが現れるかである。
特に両親の「在」「不在」は大きく本質に影響する。
幼少期において、どのような環境に育ったかが大切であり、
大もとは「不在は偏する」とする陰陽説の思考を無視出来ない。
父と母の関係は陽と陰の「気」から成る関係であり、
片方の気が欠けると一方のみに偏る。
そして片寄る事で「動」が生まれ、「静」の存在が無くなる。
思考力も「動」のみで「静」が無い事は、ものの考え方において
アンバランスの面を持つ事になる。
そのために、父親不在は精神の成長やものの考え方が片寄る。
ある面、非常に高度な知性となり、ある面では非常に幼稚になる。
学問的に高い才能を発揮しながら、幼稚な頭脳を持つ事になる。
つまり、バランスの取れない「知恵」とか「常識」が出る。
そのため、20歳までを父親不在の環境で育った男性の場合は、
常にものを学ぶ師を持つ事が必要とされ、それも精神的な師が
良いとされる。また、母親不在は現実性の片寄りとなるが、何れも
20歳までを基準としていて、奉仕の行為や守備力や仁徳に多く
欠点を視るものである。
例に漏れず、「才ある小人」舛添都知事の資質に視る大きな欠けも、
それなりの環境がナカッタとは言えず、「謎は環境にあり」である。
政治家として「才ある小人」が必要とされる時もあるとは言うものの、
それは概ね、力が正義の前に立つ時、偏した政治が行われる時代である。
はてな、現在もはや「才ある小人」の時代になったのであろうか。

2016年05月29日

後継者にしたい!育て方のポイント

「七生論」という古典教育論から出た考え方がある。「人間は7歳サイクルで呼吸する」

というものであるが、非常に理に適った考え方である。「7」で割り切れる年代を運命の転

換期と捉え体質や考え方の変化期としたものである。それは人間が最初泣いて生まれる事

から、一回目の呼吸は「吐き出す」事に始まり、0歳〜7歳がそれにあたる時期となる。

0〜7歳までに体を動かし体力を消耗し、空にする事に意義を見出し出発点としている。

男子は7歳まで戦いを教育し、エネルギーを発散させ野性的に育てる事がポイントとなる。

将来の後継者をこの時期に遊ばせる事は人徳を作る事に良く事業家に適する土台を作る。

「人徳」とは他人が助けてくれるような人物なり、人を使う事の出来る人物になる事であ

るが、その行程を経ないで、早くから詰め込み教育や習い事などをさせるとストレスで、

14歳以降に人間的成長が止まる等、弊害多く、幼児性を残す人間が出来るとの謂れである。

また、全ての子供に言えることとして、人間は1歳半から2歳の間に脳が急激に発達する

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2015年05月31日

子育ては「忍耐」

近年の離婚率は年々高まるばかりで、今や二分に一組の割合で離婚があるという。今様の人の特徴から、激して忍耐を軽んじる傾向が強いように感じる。独身者も多いが、この状態が続けば社会は乱れる。片親での子育てには難多く、貧困層も厚みを増すばかりか、と。これも戦後日本の弱みに付け込んだ強国の押し付け教育と家庭教育の弊害と言えるが、社会の不備やら社会のせいばかりにも出来ないふしがある。自由社会は自己責任が伴う。もう少し結婚も子育てにも思慮深く有るべきではないかと思う。今、この問題こそ、のではあるまいか。
   特に子育てには二十年の忍耐期間が必要である。つまり、成人するまでは母親は「我」を出しては子供がまともに育たない。「我」を出していい時期とは子育ての後という事で、それまでは全て譲る事であり、自己を無くす事である。其処に父親と母親の役割分担がある。「忍耐」は子供を育て自己をも育てる「妙薬」なのである。
「忍」の経験がない女性は孤独に弱く、やがて訪れる人生の最後の時期に孤独を楽しむ知性ある「老来」は迎えられない。忍激の二字は、これ禍福の関なり。

2006年04月16日

(3)子育てママへのメッセージ

ポジョション図Ce.Psタイプの場合 <ゆとり人間>
このタイプというのは、あまり心を動揺させない冷静な目をもち、批判力があります。
意味合いの中に人に物事を伝えるという力がありますが、これは、報道の力にもなり
情に流されず冷静に、ありのままを見て、そのままを伝えるという良さになります。

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2006年03月06日

子育てママへのメッセージ(2)

ポジションCe.Psの場合 社交人間

このタイプは、内面に自我も頑固さも、自己のペースを乱さない質も持っていますが、
他人の目には見えません。自己の意見なり考えを他人に同調させるという本質があり
同じ考え方の仲間を集め、集団の力を持って自己の考えを押し出そうとします。
最初に何かを考えたとしても、そのことに関しての自信が薄いのです。そのために。
自分ひとりで考えている時は常に懐疑的であり、なかなかまとまりが生まれません。

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2005年12月05日

子供の導き方(1) 子育てママへのメッセージ(10回シリーズ)

人格DNAのポジション図で"CE"が"Ph"の場合:「マイペース人間」
("CE"からは、その人の表面的な本質の60%を読み取る事が出来ます。)

幼少の頃は思考の速度が実に遅く、才能や特技というものはなかなか現れません。
やっとその本質が現れ始めるのが12〜13歳頃になります。

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