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囲碁と次元と人間学

古代堯帝が愚息の品行方正のために作ったのが「囲碁」と言われる。
「囲碁」は人間関係性を説いたものである。
宇宙の最小全体図である「陰陽五行理論」に乗った人間学である。
その碁盤は19×19=361 中央は「人の次元」と考える事から常に
伏せる事としてマイナス1とし360°の宇宙「紫垣界」を成している。
「人の身の三百六十節・四肢九窮はその大具なり」の言の如くに、
大宇宙に対して「人間小宇宙論」を創りあげたのである。
碁盤上には異なりの視野と異なりの次元を持った人間関係、社会があり、
段差五行説と宇宙の法則に基づく真理から見事に具現されるものである。
縦線を空間、横線を時間として、その交点に人の次元の高低を置き、
又、人間世界の死活を含めた諸々を、縦横思考の下に人の在り方を
編出すものである。(繋がった石は強く・・孤立した石は弱い)
実に縦横学の淵源はここにあり、一子相伝・口伝・耳受により研究され、
更に算命学へと続き多くの学説集を生み出し、軍略(予測・対処・準備)
集団学・人間学(知・情・意)としての高さを所有するものである。