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<大相撲>白鵬の審判批判

話題の横綱白鵬は現在29歳、最高位に登りつめた人物である事は相撲ファーンならずとも知るところである。その並外れた忍耐力とずば抜けた才能のバランスには誰もが脱帽。
寡黙に自己の全てを一つの目標に向けて突き進んで来た人物であり、これは誰もが真似の出来る事ではない。それだけに他の相撲取りとは次元が違う事は確かである。
また、本人の次元の高まりから独自の哲学を持っている事も確かである。
然しながら、この出来事、此処に大きな危険が潜んでいるとの認識を本人は持たない。
「人は自己の強みで失敗する!」と言うことを・・。
そこには、あまりに早い昇進ゆえに29歳の「心次元」が追いつかない横綱がいるようだ。
相撲協会でいう「心技体」の「心」だけが追いつかない状態であると観る。
また、本人の相当な「頑固さ」がないと自分をこれまでには成せなかったはずである。
つまり、普通の人が成し得ない事を成した人物には独自の哲学を持つ故、独特の特徴が出るものなのである。

しかし、「忍激の二字は禍福の関なり」との古言にあるように、今回のこの出来事から学ぶべき姿勢が今後を大きく左右すると思われるが故に、あえて申し上げたい・・・。
「頑固」とは、自分が孤独な状態になる覚悟の上で出すものである、という事。そして、
「忍耐」とは、真の自尊心と広い和合の精神から生まれるものである、と言う事である。