その敗因・・礼なし。濁なし。
政治の要諦は清濁合わせ持つ事にある。つまり、富める者、貧窮する者、
病人も健康人も、男も女も・大人も子供も・善人も・悪人も・・等等、
国民、全て含めての政治であり、故に、清濁併せ持つ資質が
政治家の器量であり、バランスある均等な光をそれぞれの国民に
与え全ての人が向上しうるような働きをしながら国益を損なわない
外交手段を取るのがその役目ではないか、と考えている。
民主党の敗因の一つは「濁」を追放した事が大きな誤りである。
算命学的な思考からしても陰陽のバランスを大きく欠いている。
つまり、平和期には清濁の割合は、「清」6対「濁」4が好ましい法則である。
又、安定期を待たずに取った行為こそ不安定を作る大きな要因となった。
敗因二つ目、好き嫌いという情性を政治の世界に持ち込んだ幼児性である。
党を創った要石、政治家のプロを合理の元に追放した事は
人間としての礼節・恩義・智慧の欠けであり、善悪是非の誤算が過ぎたのではないか。
清潔、清廉なる人物は素晴らしいが、それは官僚の世界の事である。
政治の世界では、すぐさま亡国の歌が聞こえるようになるのだ。
賢人が居ない政党は滅びるのみである。
そして、次の時代は「僧兵、世を乱す」という方向に進まないことを希望としたい。