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「離合集散」の変化から

もともと・・諸々の真理とは、融合と分裂の法則の中に繰り返されるものであ

るという、算命学の融合論・分裂論をその出発点とするものである。

又、「変化こそ、不変の真理である」とした「化」の思想に結びつけたのが古の

壮子であった。ある識者の言からすると、紀元前、その頃の人間が最も優れて

いたということであるが・・頷ける話である。

さて、ところで、離合集散の政治の動き、物はそれに近い性質の物とまず結び

付くと言われるが、ちょうど、人の気の集散も時時刻刻の変化をもって融合と

分裂が繰り返されている。その変化の法則から突如現れたのが、現、滋賀県知

事の嘉田氏である。これは、陰陽論からすると、非常にバランス効果が期待で

きる。研究者コースの方は、1950年5月18日嘉田氏のDNAをご覧下さい。

嘉田氏の命式DNAには、非常に稀な、専門用語でいうと「天干二守護神所有

者」である。運命的には千人に一人という名誉名声を受ける幸運に恵まれ・・。

しかし、よく見ると生年天中殺があるので一つが消える。という事は「宿命月

干守護神」の所有者という事になる。一つのみでも世に名を出す人に共通する

特別な幸運の人ということである。こように変化の連続で読み込むことである。

つまり、生年天中殺所有から「陽図」が変化して、本来は政治家の適職の持ち

合わせがないところが、変じて、どのような場所にも適職範囲を持ち大いなる

知性の発揮となるのである。運命とは、その、奈何ともすべからざるもの。

嘉田氏においては、家庭にあるより、社会に休息の場を求める生き方が自然な

のである。非常に知恵の範囲が広い人物で参謀や補佐役としても大成する素質

が備わった人である。ただ、残念な事として、世の中の流れは女性優位の時代

にはないという事である。しかし、陰陽のバランス・静動論から言っても「動」

を鎮めるバランスは「静」である。用心深いと裏目に出るので、今後、政界の

「解語の華」としても強運を支えに変化の波を乗り越えて頂きたい人物である。

・・・・詩に、「威儀動作は、悉く尺度法則にかない、笑うも語るも、悉くその

宜しきに叶っている」とあるが、実にこの言葉が似合う人物ではないか、と。

以下、無用の事ながら変化の渦中の人物をインスピレーションで表現すれば・・・。

野田総理・・・老馬の智用うべき。 事上練磨の心がけ。

安陪晋三氏・・・多言するなかれ多言は敗多し。多事する勿れ多事は患い多し。

小沢一郎氏・・・迂を持って直とするも、歳月は人を待たず。
「一片の氷心、玉壺にあり」

石原慎太郎氏・・・禍福は門なし、唯だ人の招く所のままなり.。
        
橋下徹氏・・・海翁、鷗を好む。また、才弁は三等にすぎず。

舛添要一・・・枝葉は必ずその根によって形がきまる。

渡辺喜美氏・・・熱けれども悪木の陰に息わず。

他、二・三・四においては、曰く言い難し。