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「破壊の初代運」を持つ者は?

人間の歴史は後継者運を持つ者と初代運を持つ者がいて

それぞれが、その時代のそれぞれに役目を果たし

今日まで繋がってきたようである。

後継者運を持つ者は何かを人から貰い受けそれを守り、

存続させることを役目としている。

初代運を持つ者は現状を壊し、新たに改良・改革を進めて

いくという役目を託されている。

どのような人間でも、それぞれに役目を持って

生まれてきているというところから、

役目が無くならない限り存在する必然がある。

罪人も善人も、病人も、男も女も、それさえも役目であり、

それが存在という「自然の姿」なのである。

そして、初代運の中でも強烈な「破壊の初代運」を持つ人物とは、

それが、新党旗揚げの小沢氏であり大阪市長の橋本氏である。

この「破壊の初代運」を持つ者は世の中の既成的な道を進むことなく、

新しい分野や新しい職業の道を作り出す人となるので

本質的には体制的なものを持ちながら外面的には社会通念に

とらわれない反体制的な人に見えるのも当然といえる。

そういう事であるので、真に改革を望むのであれば、必ずこの二人に託せば

改革は出来ないはずがないのである。

初代総理大臣・伊藤博文から62人目の総理となった・野田氏は

初代運・後継者運ともに薄く、

大きな曲がり角を受け持ち終わらせることが、その役目である。

小沢氏においては諸説あれども、いろんな約束事の範疇に在り73歳までの運。

・・終焉の始まりとなるが、出処進退の見極めの時でもある。

今こそ裏方が生かされる時で、もう一人の「破壊の初代運」を持つ者を

表に、上手く繋げることで改革への流れが出来るというものである。

自然変化と時代変化から、今、国は初期化すべき時期にあるといえる。

しかしながら、

一大事を成功に導くには、「まず和して、しかる後に事にあたれよ!」

と呉氏の言う「勝戦の計」を術とすべしである。

そもそも事は秘密によって成功し、相談は漏れることによって

失敗する・・と言いますから。