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天中殺の遺伝

「天中殺」という単語は一般に正当な意味を理解されないうちに単に「吉凶」
という捉え方をされたまま拡がり放置されているが、そもそも、この理論を理解するには、相当に深い思考が必要になるというものである。
あえて簡単に述べれば、数ある天中殺の中の誰にも等しく廻る「年運天中殺
とは「時間と空間」の組み合わせで「空間」が消える12年に2年間の事であり「時間」があって「空間」がない状態をいう。
そして、人間の「欲望」はこの「天中殺」のお蔭で生まれたとも言えるのである。
そこで、数ある天中殺の中から、後天運天中殺の中の「遺伝」という状態が最も強く出る「年運天中殺」の一つの「天中殺遺伝」を紹介したい。
例えば、結婚に際して、天中殺そのものは不自然の形のまま進んでいけば特別な波乱は起きず、完全を望まなければ良いのだが、普通の結婚生活を望むのであればそれなりの現象が出てくる。つまり・・結果に現象が出るのである。
結婚に際して、もし両親のどちらかの天中殺の年に結婚していた場合、生まれる子供に「三つの条件」のいずれかが出るのである。

その一、宿命天中殺を所有している。
   (生年・生月・日座・日居)天中殺の何れかを所有して出生する。

その二、大運天中殺を第四旬以内に所有している。

その三、両親どちらかの天中殺時期に生まれる。

この条件において、一つ当てはまる形を持って出生してくるのが当然なのであるが、この条件なく生まれてくれば、大変不自然なことであって、ひいては家庭全体の崩壊につながるような状況が生まれてくる。その子がその家庭から、はみ出したような性格と行動を現すものとなる・・。
その原因が、実は「年運天中殺」に有る等と、ほとんどの人が知らないままに過ごしているのだが・・。
これが、年運天中殺に結婚という行為行動による「遺伝」の一つなのである。