« 渦中の人(オセロ中島さん) | メイン | 愚公、山を移す »

「言わずもがなの九言」

その一、
礼節のない人とは、付き合いにくい!「礼は下々に降さず」とは古言として。
やはり最低の礼儀は必要ではないかと。伝達・コミュニケーションを取る時の「手段」ですから、これを身に着けていれば能力に多少欠けがあったとしても人間関係で生かされるというもの。
「量り」というものが「物の基準」だとすれば「礼」というのは「節度の基準」と認識している。

その二、
子供の躾は第一等の倹約に通じる。これは本当です!
躾は時期を逃さず、道元禅師の言にある・・
「たとえば、器に水を移すが如くすべし」である。

その三、
何かを学ぼうとして、一応、志は立てても中途挫折する人がいる。
どんな理由があったとしても、この類の人は「依存心」の強い人と見て間違いないと結論。
なぜなら、学びは依存から抜け出る唯一の方法でありますから。
私は、やり続けて止めず、歩み続けて休まないことで続いている。
「進む者は必ず行き着く」という言を知っているから。

その四、
大人の属性とは?
経験・判断力・知識・責任感・調和力・ではないか?と。
あまり、「好き、嫌い」という感覚語は使わないほうがよいという、
実は、誰かの言葉に感化されたのだ。

その五、
人間社会においては、人間が主体であるから、最も必要なのに軽んじられているのが「人間学」である。昔はこれが「兵器」であり、これを身に着けるためにエリートは必死で学んだものであった。
それが今やテクニックに押され軽んじられるとは、何とも残念至極。ハーバード流テクニックをいくら身に着けても、それは真理ではないのでメッキと同じ、価値観が変われば使い物にならないということを早くに知って欲しい。
その六、
簡単にマインドコントロールなんて。それは同次元の間には有り得ないこと。
しかし、人間間において意識に連唐する相手がいるのは事実。気の融合もある。
よって「人は、相手を選ばずに付き合ってはならない」と。

その七、
どうも、調和のない言語が気になる。
デパートにあって客を迎えるに「ようこそ!」とは、何たる傲慢!
やはり、謙虚に語尾を伸ばせる「いらっしゃいませ_」が
宜しいのではありませんか?
そして、さらに、気になる「なるほど・なるほど〜」語。
これは外に発する語ではなく内側に向けるべく「納得語」と認識する。
さらに、上から下への目線であり若者が発する言ではないとの認識を願いたい。
況や、上下関係においておや。

その八、
兄弟関係においては、それが悲しい結果に終わっても気にされないこと。
「因縁の深さは「拡散」を呼び、因縁の浅さは「団結」を呼ぶ」という諺があります。

その九、
縦横学という人間学から、母親は横線で「常識
を授ける役目が、父親は縦線で「道徳心
を授けるという、それぞれ親としての役目がある。
でありますから、常識のない人には「あなたは母親が足りませんね!」と言っていたが、近年、父亡き人、母亡き人が、どんどん増えているようで何とも憂鬱になる。