モヒカンパフォーマンスによる堀江貴文論
事業に成功し、人を動かし、社会を動かし、自然の法則に逆らった彼の解釈で言う所の「挑戦」の結果が、「収監」と「モヒカン姿」に集約されている気がします。
以下、監修者より
「ホリエモンが収監された！」ニュースが流れた時は、思わず「あっ、これで去勢される・・」と受け止めたものです。
・・長年お騒がせの堀江貴文氏の事ですが、悲しいかな！この人物を見るに付け思うことは、育つ段階において、基本である人としての教育が順調になされなかった家庭環境が大きく背景にあったものと想像してしまいます。
分析から、父親とは友達関係・母親とも上下関係なく育ったのではないか？と。普通の家庭であれば、道徳心は父親から授けられ、常識は母親から授けられるものなのに、確かにこの人物は「両親」が不足している・・という不幸な人物感を持っておりました。
・・人間として認識すべき大切な事は、どのような子供も成長ともに、父親をはじめ、他者との関わりにおいて「自分は万能ではないこと」を受け入れなければいけないという事です。が、この万能性の断念は「あきらめを知る」と言う事であって、成熟への道筋となるということではないかと思われます。
成熟は断念と喪失の積み重ねの「去勢」によって可能となり、これは親をはじめ、自分以外の者から強制されて、はじめて可能なのであり、自分から望んで「去勢」される事はまず不可能なのです。
ホリエモンについては、「頭が良ければ全て善」とする誤った育成の結果が今の状態となって現れてきたと想像しますが、教育の順序を違え、小さい時に「去勢」つまり「諦めを知らないワガママ」のままに放任された悲劇と言うより他ないようです。
順序を間違えて最初に「知」を植えつけた結果が今日に繋がったと想像します。
＜育成の順序＞
�／祐峩軌蘂���知識教育→��思いやり奉仕・常識教育→�の蕕砲弔い蕩��キい泙任侶覯未�信用度。
先ず、子供が自他の区別ができる年齢に達したならば、人間としての教育を急いで始めるべきで体罰も必要に応じて用い、人間としての是非善悪を徹底して教え、その後に知識を流し込む事が肝要であるとの算命学教育論があります。
*・・残念な事ですが、ホリエモンに限らず、近年の社会風潮として賢い子に育てる・賢い子を持つ・有名学校に入れる事が最大の親子の目標になっているように見受けられます。
「人間は集団の中での生き物」とする見方、集団の中の一人として人生を生き抜く「生きる知恵」からすると随分、外れているのではないかと思ってしまうところで、個人的に他者とのかかわり無く生存する分にはそれでも善としますが、世の中を乱す存在者を作らない方法の一つとして、教育方針を持って、正していくべきではないでしょうか・・と。
人間は「自分の思い通りになら無い」という状況の中でこそ、広い視野を身につける事が出来、的確な中庸の判断が出きるというもので、才能は充分に磨いておいた方が良いでしょうが、才能の扱い方も学ばなければ自分から大きな災難を引き寄せる事にもなりまねません。
昔から災難に遭うのは十人中、九人が「頭が切れる人」であったということですが、おっとりした人で災難を被った人いないと聞いています。
さてさて、子供教育において、昔の賢人はどのようであったのか。脳裏に浮かぶのは、三国志の中での軍師・諸葛孔明の子育ては、やはり人間学に精通した人物だけあって的を得ていたようです。
時代背景の違いはあるとしても「生きる」という意味に於いては、子供の身の安全を第一に、命を護り生き抜く事に重点を置いた躾がなされています。
最初に、一人息子である「遷」が非常に頭の良い子供である事を聞かされると、先ず「これは長生きできないのではないか？」と心配したと聞きます。
今の普通の親であれば喜ぶところ、孔明は違っていたようです。賢い事でのマイナス面を知っての心配でした。その後「礼は習ったか？」をはじめ人間関係に必要な「五徳」の栄養を十分に学ばせたと言う事ですが、その甲斐在ってか息子「遷」は地方長官として長く仕事を全うし、長命で終っている・・ということです。
尚、諸葛孔明は劉備に「三顧の礼」を持って迎えられた程の軍師であります。
その兵法の一つ：「部下に対しては我が子に臨むのと同じような態度で臨め」
というのがあります。如何に、子育てに心を砕いたかを覗わせるところです。
※何よりも大切な事は、全てが、主導権を持つ両親の資質に頼るところが大きい問題であると考えてしまいます。
ホリエモン分析：２４分類：ND 官僚タイプ
人物：傲慢
人間の器：自分を中心とする人生で安易に自分を崩さない
：自我による狭視型で異性を理解できず同性に救い
を求める。
結婚：特殊な配偶者に縁を得る
家庭環境：不自然
人間教育：不足
知的教育：土台不足に付き変形
５本能：バランス良好
【社会面】
友人他人を求める時に、我の強い信念を強く掲げた人に接していくようになる。他人の世界に入っていく時は、本人も自己主張を明確に持ち、自分流の生き方を崩さず、他人の意見に惑わされる事なく前進していき、自主独立の精神を掲げて進む。仕事を求めていく時は、独立独歩の仕事を選び、職人的技を習得し、独自の世界を築いていき、その為に、横一列の平凡なサラリーマンの世界には満足感を覚えない。
【社交性】
どのような世界に進んでも和合性や強調性・仲間つくりの気質を発揮する人で、社交範囲は大変広い。善人悪人を問わず近くも遠くも差別無く広く浅く交際していく。日常生活の中で集まりのテーマに関係なく兎に角、顔を出す事が大切であると考える。心からの深い付き合いはなく、合わせている感じの社交術を得てとする。
【知恵】
穏やかさが無く、激しさや厳しさが強く現れる。昔流に言えば、戦略家・軍師・参謀等になる。今流に言えば、企業の戦略決定の企画顧問に相当する。世の中、どうしたら勝ち抜くことが出きるのか知恵で新分野の担当や競争の激しい世界に通じ、探る人となる。
【財に関して】
オープンで明るく平和、人からのお金集めも巧く私財以外にも、各種寄付金の名目で公財を集金し蓄積する器量もある人物。
【頑固さ】
最も根の深い頑固さとなる。しかし、人生の前半では全く頑固さは見えず、中年以降の人生に次第に頑固さが強くなる。人間性も得たいが知れずはっきりしない。
【自尊心】
役目役割に対する意識も感じられなかったり、本人にプライドも存在しないように感じる時がある。常に発揮される自尊心ではない。大石内蔵助の態度が正に同様な自尊心である。