歴史は語る、キューバ革命を左右した天中殺現象
今年はキューバー革命50周年という事もあり、ヒストリーチャンネルでもカストロやゲバラの特集が多く組まれています。
映画でも人気の高い「チェ・ゲバラ」が取り上げられ、ゲバラ役の俳優ベニチオ・デル・トロはカンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞するなど話題性も豊富です。
編集部でも歴史の勉強を兼ねて、早速映画「チェ28歳の革命」を見に行ってきました。
Tシャツのプリントでよく見かける「チェ・ゲバラ」本人を通して見たキューバー革命をリアルに描いた歴史映画です。
映画の尺が長すぎた為に、PART1とPART2に分けられた経緯があるそうですが、面白かったのでPART2「チェ39歳別れの手紙」も見るつもりです。
さて、日本から遠く離れたキューバの革命でも天中殺現象が明らかになりました。
【キューバ革命を左右したカストロの天中殺と位相法】
会員の皆さんはフィデル・カストロ(1926年8月13日)の年運をチェックしてみてください。
1953年 7月26日 モンカダ兵営を襲撃するが結束が弱く失敗、投獄される。(東に貴刑と害)
1955年 5月 恩赦によって釈放->メキシコに亡命(西に庫刑と破)
1956年 12月2日 ゲバラを含む「7月26日運動」のメンバー総勢82名を引き連れてキューバへ
上陸するが失敗。生き残った12人でマエストラ山脈に逃げ込む。
カストロの天中殺が明ける1958年までゲリラ戦を余儀なくされる。
(天中殺、東に納音/貴刑/沖 )
1958年 天中殺が明け、革命軍は攻撃を開始。(東に半会)
1959年 1月1日にハバナ占領を果たし、革命政権が成立。(東に支合)
<注釈>
貴刑 = 目下(部下)との争い
害 = 肉体と精神の不一致(思い通りにならない)
納音 = 考えはまとまるが、行動が離反する
沖 = 分離・分裂・破壊
支合 = 肉体と精神が完全一致(無理なく前進する)
【天中殺に殺されたチェ・ゲバラ】
会員の皆さんはチェ・ゲバラ(1928年6月14日)の年運をチェックしてみてください。
1959年 7月 日本を訪問する。
1965年 キューバ政権から退く(西に大半会/半会)
1966年 11月 ボリビアの革命に参加(天中殺、中央に自刑)
1967年 10月8日 政府軍に捕らえられ、翌日処刑される。(天中殺、中央に支合)
<注釈>
半会 = 西にあった場合は「結果が現れる」意味
大半会 = 発展、前進、まとまる、集まるの意味が半会より強くなる。
自刑 = 家庭(配偶者)との争い
ピタッと一致する脅威の人間学。
皆さんはどの様に感じられましたか?