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映画「レッド・クリフ」に見る対沖法の原型

映画「レッド・クリフ」ご覧になりましたか?
1800年前に実際にあったとされる「赤壁の戦い」を三国志演義としてドラマティックな解釈で描いているジョン・ウー監督の力作ですが、近年の映像リアリティーには圧倒されますね。

作戦にせよ、戦術にせよ、自然界の営みをヒントに知恵をめぐらす孔明が印象的でした。

さて、赤壁の戦いで曹操軍は、長江を挟んで対岸の真正面に陣を張りますが、
実は正面に対峙するこの配置こそ、対沖法が定義する相剋の姿なのです。

対沖法では12ある支を円に沿って均等に配置し、正面に向き合った支が相剋関係になる事を定義しています。(但し土性は比和)
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対沖とは同次元の分解・分離・破壊を意味しており、片側だけの分解ではなく、対面している両方にその現象が現れる事が定義されています。