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犯行に至らしめた大運現象(未然に防ぐ方法とは?)

逮捕から一週間。小泉容疑者(46歳)の情報がかなり出回って来ていますが、編集部でも入手した生年月日の情報を元に、人間性や犯罪に至った経緯を調査してみました。

目には見えない大運の現象の渦の存在を目の当りにする事になります。

研究者コースの方は1962年1月29日の大運を観てみてください。

【大運】
8〜17歳       [西]旺刑   [中央]合   [東]合    変剋律
18〜27歳       [西]半会                 変剋律
28〜37歳  天中殺  [西]合    [中央]庫刑  [東]庫刑   変剋律
38〜47歳  天中殺  [西]納音・沖 [中央]半会  [東]半会

28〜37歳は中央にも東にも「庫刑」があることから、不必要に目上(親・上司)との争いを起してしまう精神状態である事がわかります。

また、8歳〜37歳までの30年間も「変剋律」の状態になっている事が分ります。
これは異常干支が2個3個と重なって現れる現象であり、常に精神不安定である事を意味します。
しかしこの「変剋律」といわれる現象は終わり方に特徴があります。
つまり終わった後の大運10年間が一番不安定な状態となり、大きな変動をもたらすとされているのです。

今回の事件もこの10年間の最後に起きました。
さらに、この10年間は大運天中殺の終わりにも重なり、西方に「納音(なっちん)」も巡っている事からある種の人生の区切りを示しています。
同時に巡っている中央と東方の「半会(はんかい)」が更にそれを増大させているのでしょう。

これだけでも異常な状態の重なりが大運で発生しており、普通ではない人間の極限状態を作り出しているようです。

周りに家族や友人が少なからず居たとしても、この人物の場合は行動面・精神面共に他人の影響を全く受けない性質の為、救う事は容易ではなかったと考えられます。

多数の人を殺める最悪の結果になってしまいましたが、起こるべくして事件は起きてしまったようです。

【対処方法はあるのか?】
もしこの様な状態に自分が置かれた場合、どの様に対処すれば良いのでしょうか?
環境により最善の策は変わってきますので一概には言えませんが、
理論的に考えれば、破壊現象を持ち合わせている人物に助けてもらうしかありません。
自身の不安定な状態を打破してくれる程に影響力のある人間に付く事が最善策になると考えられます。

現実的な例:
自分を「天剋地沖」してくれる会社社長に気に入られ、雇われると言ったケースです。
運を飲み込まれると同時に経済的にも精神的にも誘導され、結果として救われる事になると考えられます。

「毒を持って毒を制す」

これも古人の知恵です。