子供の導き方(1) 子育てママへのメッセージ(10回シリーズ)
人格DNAのポジション図で"CE"が"Ph"の場合:「マイペース人間」
("CE"からは、その人の表面的な本質の60%を読み取る事が出来ます。)
幼少の頃は思考の速度が実に遅く、才能や特技というものはなかなか現れません。
やっとその本質が現れ始めるのが12〜13歳頃になります。
このタイプは、幼少期の環境が鍵で、例えば、大家族の中で育てば自分の意思を
強く現わさず自分の範囲だけを、自分のペースに合わせて守ろうとしますし、又、
家庭のムードが子供中心的なムードの中では、逆に自己形成が遅れます。
ある意味では、子供として恵まれない環境であれば、自己の本質が曲げられる事
無く成長するということになるわけです。
人間の運命は、環境の良好さのみが良好なものを作るとは限らず、このタイプの
ように逆の場合もあります。
このタイプの子供は、周りから攻撃を受けて、初めて本質の自我や頑固さに磨きが
かかります。又、自我や頑固さが出るために、どのような環境に置かれても自己の
ペースを乱さないのです。
思考の形は、ある種の体験の積み重ね思考となります。積み重ね思考の重要性は
その底辺になるところの体験の幅の大小であり、底辺が小さいと思考の成長がなく
なります。そのため、できるだけ体験や耳学問など雑学的なものや、自己の本質
と一致しない世界を幼少期から多く経験させてあげることです。
これはその後、人間としての器量の大小につながって来るのです。